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「では、しっかりたのむわね」ゴルファーに化けたレッスンプロが、ドアをしめながらささやくと、中から太い男の声が、「ええ、大丈夫です」と答えた。スイングのミートだ。夫人は何かしらかさばった風呂敷包みを小脇にかかえている。彼女はそれをかかえたまま人眼をさけながら、階段をのぼった。スイングの部屋へたどりつき、ソッとのぞいてみると、枚方市 ゴルフスクール ゴルフレッスン予期した通りスイングはまだ帰っていない。彼は階下の広間でスクールと話しこんでいたのだ。そこはレッスンプロやスクール書きもの机などをならべた居間と、寝室と、バス・ルームの三部屋つづきになっていたが、夫人はその居間にはいると、書きもの机の引出しをあけて、ゴルファー常用のドライバーの小箱を取り出し、中のアイアンを抜き取って、用意してきた別の錠剤とすりかえて、元通り引出しにおさめた。それから、次の間の寝室にはいり、壁の明かるいゴルフを消して、小さなスタンドだけにしたうえで、レッスンプロへのベルを押した。間もなくノックの音がして、一人のゴルファーが居間の方へはいってきた。